仕事やお出かけのお供として活躍してくれるパンプスは、履き続けているうちに汗や雨で湿気がたまりやすいアイテムです。
使用するなかでどうしてもたまってしまう湿気は、放っておくとにおいやカビが発生してしまい、パンプスの寿命を大きく縮めてしまう原因になります。
今回は、お気に入りのパンプスを長く快適に使うために押さえておきたい「正しい干し方」について解説します。
自宅で簡単にできる方法なので、ぜひ今日から実践してみてください。
パンプスは正しい干し方でお手入れすることが大切!
あなたは、愛用しているパンプスを正しい干し方でメンテナンスできていますか?
パンプスは、足の汗や老廃物が付着しやすいアイテムです。
パンプスに付着した汚れを放っておくと、バクテリアと呼ばれる雑菌が繁殖してしまい、イヤなにおいの原因となります。
また、雨などで濡れた状態を放置したときも雑菌が繁殖しやすく、強烈なにおいを発生させてしまいます。
たとえ見た目がきれいでも、汗や雨で湿気がたまりやすいパンプスには多くの菌が隠れているため注意が必要です。
湿気を取り除いて雑菌の繁殖を防ぐためにも、パンプスを干すことは非常に大切なのです。
雨に濡れたときや汗をかいたときに干すことはもちろん、そうでないときも「2日履いたら干す」というサイクルでパンプスを使用することがおすすめです。
日頃からしっかりとお手入れすることで湿気がたまりにくくなり、においだけではなくカビも防げます。
すでにパンプスにカビが生えてしまっている場合は、こちらの記事を参考にカビ取りをしてみましょう。
パンプスの正しい干し方の手順
ここからは、パンプスの正しい干し方の手順について見ていきましょう。
間違った干し方をすると、効果が得られなかったりパンプスの素材を傷めたりする原因となるため、十分に注意する必要があります。
ちなみに、パンプスの洗い方についてはこちらで紹介しているので、とくに汚れが気になるときは参考にしてみてください。
パンプス全体の水分を拭いて中敷きを出す
まずは、パンプス全体の水分や汚れを拭き取っておきましょう。
あらかじめ汚れを拭いておくことで、パンプスの素材が劣化することや汚れが定着することを防げます。
サイズ調整などで中敷きを入れている場合は、中敷きを取り出しておくと靴の乾きがよくなります。
なお、中敷きは洗濯用洗剤で洗えるものがほとんどです。
においや汚れが気になる場合は、洗剤を溶かしたぬるま湯で優しく洗い、よく水分を切ってから日陰干ししておきましょう。
新聞紙・キッチンペーパーを丸めて中に詰める
ある程度パンプスの水分を拭き取れたら、型崩れしない程度に新聞紙やキッチンペーパー、ハンドタオルなどをパンプスの中へ詰めましょう。
新聞紙やキッチンペーパーがパンプスの水分を吸い取り、内部の湿気を早く取り除けるようになります。
用意できる場合は、爪先部分に乾燥剤を入れてから紙やタオルを詰めるとより効果的です。
なお濡れたパンプスの場合は、新聞紙を詰めるとインクが記事に移ってしまう恐れがあります。
キッチンペーパーは色移りがなく吸水効果も高いため、自宅にある場合はキッチンペーパーを使用しておくと安心でしょう。
風通しのいい場所で日陰干しする
新聞紙やキッチンペーパーを詰めたら、つま先を下にして風通しのいい場所で日陰干ししましょう。
日常的なお手入れをするときでも、丸1~2日間干しておくことがベストです。
干していると新聞紙やキッチンペーパーが水分を吸って濡れてくるので、定期的に新しいものに交換すると乾きが早くなります。
ちなみに雨で外に干せないときや早く乾かしたいときは、以下のような乾かし方でも湿気を除去できます
扇風機や暖房の風をあてておく
窓を開け、より風が流れやすい高い位置で乾かす
ドライヤーの冷風をあてる
布団乾燥機のノズルをパンプスに入れておく
ドライヤーや布団乾燥機を使うときは、熱を加えすぎると素材を傷めてしまう恐れがあります。低温の風をあてることを意識し、パンプスの温度が高くならないように注意しましょう。
パンプス干し方の注意点
パンプスを干すときは、素材を傷めることなく水分を取り除くために押さえておきたい2つの注意点があります。
天日干しは避ける
紫外線には殺菌効果があるので、パンプスを干すときに天日干しをしたくなる人もいるかもしれません。
しかし、直射日光はパンプスのゴムや革を劣化させて布地の変色を招くため、日光があたらない場所で干すことをおすすめします。
どうしても日光があたってしまって外に干せないというときは、窓を開けて室内に干しておくだけでも湿気を取り除けます。
濡れてしまった場合、完全に乾くまで3日以上かかる
パンプスのメンテナンスをするときは、1~2日くらい風通しのいい場所に干しておけば、しっかりと湿気を取り除けます。
しかし、雨などでパンプスが濡れてしまったときは、完全に乾くまで最低でも3日以上、長くて1週間程度の時間がかかることがほとんどです。
たとえ軽く触ったときに乾いていると感じても、内部が濡れていることは十分に考えられます。
その状態で靴箱に入れてしまうとカビやにおいの原因となるため、濡れたパンプスは長めに乾かしておくことをおすすめします。
正しい干し方を実践してもにおいが気になるときは、こちらの記事を参考にしてみてください。
干すだけじゃない他のお手入れも楽になるパンプス
使用するうえでどうしても汗や雨が付着してしまうパンプスは、湿気がたまりやすいアイテムです。
そのまま保管したり履き続けたりするとカビやにおいの原因となるため、定期的に干してお手入れしてあげることをおすすめします。
濡れてしまったときはもちろん、普段から2日履いたら干して内部の湿気を取り除くようにすると、長く快適にパンプスを使い続けられるようになるでしょう。
パンプスの正しい干し方は非常に簡単で実践しやすいですが、なかにはお手入れを面倒に感じてしまう人もいるかもしれません。
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