通勤やおしゃれに欠かせないパンプスは、履き続けているうちにカビが発生してしまうことがあります。
カビを見つけてしまったときはなるべく早めに取り除き、周囲の靴に被害を拡大させないように対策する必要があります。
今回は、パンプスにカビが発生してしまう原因や対策法について紹介します。
パンプスだけではなくほかの靴にも応用できる内容なので、ぜひ目を通してみてくださいね。
パンプスにカビが生える原因
パンプスの場合、湿気がカビのおもな原因だと思われることも多いですが、実は湿気以外にもカビの原因は存在しています。
まずは、パンプスにカビが発生してしまう原因について見ていきましょう。
汚れや湿気
カビが汚れや湿気によって引き起こされることは、誰でもご存知かもしれません。
パンプスには皮膚から排出される汗や角質などが付着するため、非常にカビが増殖しやすいのです。
とくに、使用した靴パンプスを乾かさないまま収納している場合や、靴箱いっぱいに収納していて換気していない場合は、一気にカビが増殖しやすいため注意が必要です。
革の栄養分
パンプスに付着した汗や角質などをしっかりと除去していても、革製のパンプスではカビが増殖しまうことがあります。
これは、革のパンプスに含まれるタンパク質やタンニン、油脂などの成分がカビのエサとなってしまうためです。
なかでも革の裏面を起毛させたスエードのパンプスは、カビが繁殖しやすい栄養分が豊富なうえに起毛部分に湿気や汚れがたまりやすいです。
革製品のなかでもとくにカビが生えやすい性質を持っているため、十分に注意しましょう。
表面についた傷
パンプス表面についた傷も、カビの原因となります。
エナメルなど、表面に加工を施しているパンプスが傷つくと、「素材である革や布」と「加工」の間に湿気や汚れが入り込みやすいためです。
エナメル素材のパンプスが白く曇ったような見た目になったときは、内部にカビが生えている可能性が非常に高いです。
目には見えなくても、気づかないうちに内部に湿気や汚れが蓄積していき、カビが発生してしまうことがあるため気をつけてくだい。
パンプスのカビを取り除く方法
パンプスにカビが発生してしまっても、軽度の症状であればご自分でカビを取り除くことが可能です。
ここからは、パンプスのカビを取り除く方法について見ていきましょう。
用意するもの
パンプスのカビ取りで用意するアイテムは、以下の5つです。
• 柔らかい布
• 消毒用エタノールもしくは革製品用カビ取り剤
• シューズブラシ
• 仕上げ用のクリームやローション
シューズブラシや仕上げ用のクリームなどがないときは、エタノールと柔らかい布だけでもカビ取りは可能です。
色落ちを防ぐためにも、市販のカビ取り漂白剤などは使用しないでください。
パンプスのカビを取り除く手順
パンプスのカビ取り手順は以下のとおりです。
• シューズブラシで表面のゴミを落とす
• 乾いた布でパンプスのカビや汚れを簡単に拭き取る
• 新しい布にエタノールや革製品専用のカビ取り剤をかけ、パンプス全体を拭く ※シミになる場合があるため、目立たないところで試してから全体に使用することをおすすめします
• 日陰で2~3日干す
• 仕上げにシューズブラシやクリーム・ローションでメンテナンスをする
このほか、カビの再発を防ぐために防水スプレーをかけておいてもいいでしょう。
水洗いはカビが水分を補給してしまって逆効果になるため、行わないようにしてください。
パンプスのカビを防ぐ方法
パンプスにカビが発生してしまっても、自宅にあるものだけで簡単にメンテナンスすることが可能です。
しかし一度カビが発生してしまえば、胞子が広がって靴箱全体に影響してしまう危険性があります。
そのため、日頃からカビを生やさないように予防をすることが非常に大切なのです。
ここでは、簡単にできるパンプスのカビを予防する方法について紹介します。
換気を行う
靴箱を閉めたまま使用している人や、使用後のパンプスをそのまましまう習慣がある人は、こまめに靴箱やパンプス内部の換気を行うようにしましょう。
天気のいい日は玄関と靴箱を空けて換気するように心がけ、使用後のパンプスを1日乾燥させてからしまうようにするだけでも、カビの発生は予防できます。
メンテナンスしてからしまう
パンプスをしまう前は、乾燥させて湿気を取り除くことにくわえて、簡単なメンテナンスもしておくことをおすすめします。
使用したあとにサッとブラシで汚れを落として、軽く拭き掃除をするとカビの発生が防げます。
除湿剤を入れておく
「換気をこまめに行うのは面倒…」というときは、除湿剤を使用するといいでしょう。
靴箱に設置するだけではなく、パンプスの内側に除湿剤を入れておくと、内部にカビが発生することを防げます。
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パンプスはおしゃれで女性にとって欠かせないアイテムですが、定期的にメンテナンスをしないとカビが発生してしまうため注意が必要です。
とくに、「サイズが合わなくて痛い」などの理由で靴箱に長い間しまっているパンプスにはカビが生えやすく、ほかの靴にも影響を与えてしまうため注意しましょう。
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