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執筆者の写真AYAME staff

「オーダーメイドパンプス徹底ガイド」選び方からメリット、注意点まで

パンプスは定番アイテムですが、既製品ではなかなか自分の足にぴったり合うものを見つけるのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、オーダーメイドパンプスです。この記事では、オーダーメイドパンプスの魅力、選び方、そしてよくある質問について詳しく解説します。特に、理想の一足を叶えるオーダーメイドの魅力をご紹介します。


オーダーメイドパンプスとは、自分の足の形やサイズ、デザインの好みを反映して、世界で一足のオリジナルパンプスを作ることです。既製品とは異なり、足に合わない、靴擦れが起きるといった悩みから解放されます。


 


 

オーダーメイドパンプスとは?

オーダーメイドいろんな所で目にしますが具体的にはどんなものなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。


レースを使ったレディースのオーダーメイドパンプス

セミオーダーとフルオーダーの違い

セミオーダーは、既存のデザインやサイズの中から選び、一部をカスタマイズする方式です。例えば、ヒールの高さや素材、色などを変更できます。

一方、フルオーダーは、デザインを自由度高く作れる事、さらに一番の特徴はサイズです。フルオーダーでは個人の足型に合わせて木型(靴型)を制作するため、より完璧なフィット感が得られます。


さらに、木型の制作レベルで足に合う度合いが変わってきます。基準の木型を元に革を貼り付けてサイズ調整するレベルから、完全に0から個人専用に左右別で制作する高いレベルまで様々なレベルがあります。もちろん個人専用に作る方があしにフィットしますが、値段や納期が高額&長期間になる事もあります。



個人専用に左右別で3D制作した木型


オーダーメイドと書いてあっても注意が必要

オーダーメイドと記載されていても、注意が必要な場合があります。これは、オーダーメイドという言葉が、厳密な「フルオーダーメイド」と、ある程度カスタマイズ可能な「セミオーダー」の両方を指す場合があるためです。


フルオーダーメイド

お客様の足型を正確に測定し、個別の木型を作成して靴を作ります。最もフィット感が高く、足に問題がある方にもおすすめです。


セミオーダーメイド

既存の木型をベースに、サイズやデザイン、素材などをカスタマイズします。フルオーダーメイドに比べて価格が抑えられますが、フィット感に関しては既製品と変わりない場合も多くあり、個人差が大きく出ます。


「オーダーメイド」とだけ書かれている場合は、どちらの種類なのか、どこまでカスタマイズ可能なのかを確認することが重要です。具体的な質問をすることで、自分に合った靴を選ぶことができます。


「木型は個別に作ってくれるのですか?」(★これ重要★)

「デザインや素材はどの程度変更できますか?」

「調整や修理には対応していますか?」


このような質問をすることで、そのお店が提供するオーダーメイドの種類やサービス内容を把握できます。




オーダーメイドパンプスのメリット


色々なデザイン、革、ヒールで作られたレディースのオーダーパンプス


自分の足にフィットする快適さ

足の形やサイズに合わせて作るため、既製品のように足に合わない、靴擦れが起きるといった心配が減ります。しっかりと足の採寸を行い、緻密な調整を行うため、極上のフィット感を味わえます。オーダーメイドパンプスを初めて履いた方は「カカトがしっかり付いてくる」、「前に滑って行かない」などの驚きの感想がでてくる事が多いです。


デザインの自由度

素材、色、ヒールの高さや形、装飾など、自分の好みに合わせてデザインできます。豊富な素材やカラーバリエーション、そして経験豊富なデザイナーとの相談を通じて、あなただけのデザインを形にすることができます。


足のトラブルへの対策

外反母趾や偏平足など、足のトラブルに合わせて設計することができます。そのために、注文時にはどんな事を悩んでいるのかしっかりと伝えるようにして下さい。作る靴の方向性をしっかりと意識合わせをすることが大切です。普段はそういうことはないと思いますが、靴をオーダーする時はワガママになって、ご希望をしっかりと伝えるようにして下さい。




オーダーメイドパンプスの選び方

計測の仕方を確認

流行の3D計測器で足の外側のサイズが自動ではかれますが、骨の位置などは確認出来ないこともあるので、しっかりと足をはかっているのかと言う事を確認しましょう。例えば、オーダーメイド3Dシューズ菖蒲|AYAMEでは、3D計測と合わせて骨の位置を触診して確認して靴を設計する際に骨でしっかりとホールドするポイントはどこになるか測っています。骨の位置の確認には経験が必要で機械ではまだカバー出来ないことを知っておいてください。


素材選びのポイント

革の種類や質感によって、履き心地や見た目が変わります。柔らかいスウェード素材、少し固さはあるけども光沢が綺麗なエナメル、ベーシックな牛革など、素材の特性とデザインのバランスを考えて、楽しい時間を過ごしてください。


ヒールの高さやタイプの選択

用途や好みに合わせて、ヒールの高さや形を選びましょう。足の大きさによっては靴の傾斜が急になり過ぎるので高いヒールがオススメできないことがあります。希望の高さを伝えて、足の計測結果とあわせてどの高さにするのか店頭でしっかり相談ください。足入れ出来るサンプルがあれば、足入れして高さの感覚を確認して下さい。市販の靴では表示より1cm程度高さが違う事があるので、7cmヒールの靴を履いているつもりが実は6cm程度の高さしかなかったと言う事もあります。


色々なデザイン、色で作られたレディースのオーダーメイドパンプス


オーダーメイドパンプスにかかる費用

フルオーダーの場合、素材やデザインなどによって異なります。

高いモノでは40万円程度。安い場合でも7万円を超える価格となります。


7万円以下の価格帯になると、個人専用木型を0から作らないセミオーダーに分類されるものが多くなります。用意されている木型が自分の足に合うモノであれば価格が一気に下がるのですが、木型と足の特徴が1つでもマッチしていないと問題がおきやすいのであまり期待しすぎないように注意してください。



なんで価格が大きく異なるの?

1足1足形の違う靴を作るにはどうしても人間の手先の器用さが必要です。つまりオーダーメイドの靴が高いのは、職人さんがしっかりと丁寧に靴作りしているからなのです。

低価格なオーダーメイドをうたっている靴は、どの部分が足や注文に合わせて作られているのかよく確認して下さい。(足に合わせた個別の調整はしていないけれども、量産の靴を受注生産していると言う事を、あえて書き換えてオーダーメイド靴と書かれている場合もあります)


靴職人により1足1足丁寧に作られるレディースのパンプス


お得にオーダーするためのコツ

各ブランドのSNSなどをチェックしてみましょう。キャンペーンが行わせていたり、実際の制作例が紹介されていたりします。また、ポップアップで色々な場所へ出張するなどの告知がされる事もありますので、近くに店舗がないからとあきらめないで、リクエストしたりするのも良いと思います。



よくある質問

オーダーメイドパンプスの製作期間は?

お店やデザインによって異なりますが、木型から完全に作るフルオーダーの場合、一般的には早いと2ヶ月程度、長い場合は半年から1年程度掛かる事もあります。



外反母趾に対応したパンプスは?

もし外反母趾で痛みが強い場合は、フルオーダをしても痛みがなくならないこともあります。例えば既に足へのダメージ蓄積が大きく、触れるだけで痛みが出るような場合です。フルオーダーで木型を足に合わせて作っても足に触れない靴を作ることは出来ません。パンプスが脱げないように足全体にある程度均一に足を押さえ込む必要があるため、圧力が全くかからないという事はありません。しかし、靴を履いてしばらくすると足と靴が合っていないからだんだんと痛くなってくると言うような場合であれば、靴を足に合わせてフルオーダーで作ることで、改善が期待出来る場合もあります。ケースバイケースなので、詳しくは店頭などでしっかりと、痛みがあることなど伝えて相談してください。どのような対応が取れるかなどしっかりと説明が出来るかなどもよく確認下さい。





まとめ

オーダーメイドパンプスは、理想の履き心地とデザインを叶えることができるアイテムです。自分に合ったお店を選び、じっくりと相談しながら、世界で一足のオリジナルパンプスを作ってみてはいかがでしょうか。


オーダーメイド3Dシューズ菖蒲|AYAMEでは、足の計測を3Dと人の手によってしっかりと行い、個人専用に左右別の木型をコンピュータで3D制作して3Dプリントしています。3D技術を使う事で価格と納期を大きく低減することができました。自社の靴職人により1足1足丁寧に制作され、修理付のサブスクで負担感を抑えた新しい靴の利用を提案しています。ぜひWEBから来店予約してお越し下さい。


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